フランスに来て誰もが煩わしいと思う手続きと言っていいもの、それが滞在許可証の申請です。
申請は2006年3月1日現在インターネットから申請手続きの日取りを決める事から始まります。
上の画像は滞在許可証の申請の項目で、自分のステータスに合わせて選びます。代表的なもの
は1番と2番。大抵の場合はこのどちらかを選ぶことになるでしょう。以下、代表的な申請手順を説
明していきます。
1番はビザ取得後初めて滞在許可証を申請する場合に選択します。通常はフランス入国後3ヶ月
以内に滞在許可証を取得しておく必要がありますから、早めに行きましょう。というのもこの手続き
かなりの人が殺到する為長時間の待機必須です。この後申請の後健康診断の日取りを決めること
になりますがなかなか都合のいい日に予約が取れないこともあります。
次の画面では住んでいる場所を選択します。パリに住んでいる場合は「Cliquez ici」をクリック。
詳しくは下の画像を 参照してください。
次は滞在許可証を申請する根拠となる学校を選びます。大抵の場合プルダウンに該当しないと
思います(欧米の学生が該当する項目がほとんど)ので、「Continuez」をクリックして下さい。
ここまでの流れは、1、2番とも共通です。
国籍を尋ねてきますが、選択肢に日本は無い為、一番下にある「Autre」を選びます。
すると下の画像のような表示が出てきます。
大まかに訳すと、EU圏外の人はこのまま手続きをインターネット上で進められないので、必要書
類を持って以下の住所に来なさいとあります。申請先は2ヶ所あり、申請時期によって違うので確
認してから該当の申請先へ出向くと無駄足を踏まずに済みます。この記事を書いている時点では
2005年 9月12日~12月23日まではCite’ internationale universitaireのMaison internationaleで
2005年12月26日からはCentre des e’tudiants e’trangersで受け付けますよ、と案内があります。
さて、今度は2番です。こちらは、晴れて留学生として滞在許可証を取得した人が期限の切れるま
でに更新を行う場合に選択します。最初の申請はアポなしで申請できるので長時間の待機に我慢
するだけですみますが、更新の場合は運が悪いと1ヶ月以上待たなければならないこともあるので、
要注意。2ヶ月くらい前にアポをとることをオススメします。
2番の場合、在籍している学校を選択する画面から以下のような画面に切り替わります。
記入する内容は、既に取得した滞在許可証の番号と有効期限、申請者の生年月日、国籍です。
記入を終えるといよいよアポイントメントの選択画面が表示されます。ところで…
この作業は3月31日に行ってますが、選択できるのは5月からになってますね。ちなみにこの遅れ
そのものに慌てる必要はありません。ただ、滞在許可証未更新の状態でフランス国外へ出るとす
んなり戻ってこれませんから、ビザの更新時期と帰国予定が近いときは細心の注意が必要です。
試しに一番最後の週を選んで見ました。次は具体的な時間を選びます。
最終確認の画面が出ますから「Confirmer」をクリック。
本来ならこの後自分の名前を入力する画面が出てくるはずですが、まれに真っ白な画面のまま
切り替わらないこともあります。今回もそうでした。こんな時は面倒ですが最初から入力し直しま
しょう。最初からといっても大抵の場合印刷用の画面が表示されずに終わっている場合が多く、
印刷用の画面を表示するかアポのキャンセルや変更をするかどうか尋ねる画面が出てくることも
あります。
欲しいのはアポの証明となる印刷用の画面ですから、変更が無ければ印刷用の画面を表示させ
ます。後は自分の姓名を入力して印刷。これを滞在許可証の更新が終わるまで大切に保存して
おけば万全です。滞在許可証の有効期限が切れてしまう前に更新完了できるのが理想ですが、
すんなり更新できない事もしばしばあるフランスではこの印刷した紙が命綱
持ってないと何かの拍子に不法滞在扱いされますからご用心。