貸し部屋(サンプル)


住まいの契約形態は色々ありますが、そのうちのひとつである貸部屋について紹介したいと思います。
貸部屋は、名前の通り大家と共同生活するのが一般的です。ちょっと乱暴ですが、ひとり立ちする前の
家族生活みたいな感じでしょうか。
自分専用のスペースとして部屋が貸し出され、それ以外のスペースは原則共有スペースです。


↓私が以前住んでいた部屋です。



↓収納やハンガーラック、TVもついてました。



メリットとして挙げられるのは、家具付きで特に何も買い足す必要はなくすぐに生活が始められます。
また、大家がフランス人の場合も多く、慣れない新生活の手助けをしてもらえますし、年齢が近ければ友
達として一緒に遊びに出かけたりする場合もあります。




↓台所の様子です。



フランスでは日本ほど電子レンジは普及しておらず、かわりにオーブンをよく見かけます。この家では、電
気式のものでどちらもありましたが稀なケースといえるでしょう。他には、洗濯機、冷蔵庫に大き目の冷
凍室などありました。
備品は、各家庭により当然ながら異なりますが、洗濯機と電子レンジ以外はたいていあります。
ちなみに、わたしがここに住んでいたのは2003年の猛暑の時期で、この冷凍室で作った氷のおかげで
暑さをしのげました。


↓オーブンの手前のラックに調味料や食品を置いてました。



↓風呂場の様子です。



↓バスタブもついていましたが、ついていない場所もありますし、トイレと一緒になっている場合もあります。



↓この家はトイレとバスルームが別々でした。

デメリットの部分ですが、アロカシオンという家賃補助制度が申請できません。貸し部屋は元々大家が自
分の家賃を浮かすために部屋を貸し出しているので、家賃の受け渡しは現金で行う場合が主でいわゆる
闇貸しだからです。ワーホリや短期滞在の人はいずれにしてもアロカシオンは申請できないので、家具
無しの物件や割高のStudioなどに住むより経済的かもしれませんね。
また、友人を招くことがほとんどの場合できません。事前に伝えておけば大丈夫な場合もありますが、基
本的には無理と考えておいたほうが良いでしょう。それから共同生活する相手が大家のみとは限らず、
他の共同生活者との調和が図れるかどうかが大事になってきます。この家の場合は、私を含めた3人で
の共同生活でした。参考までに月々380ユーロに保証金として760ユーロ払っていました。日本では保
証金の類は戻ってこないことが多いですが、この家を引き払う際に家に損害を与えない限り保証金760
ユーロは戻ってくることになっていて、実際戻ってきました。次回はStudioをご紹介します。


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