失われ行く免疫


ここ最近話題のOutbound Port 25 Blocking。要は自分で立ち上げたメールサーバーからメールを
送信できなくするというもので、プロバイダーから提供されるメールアドレスを使ってさえいれば、大
抵の人には全く関係のない話。表向きはスパムメール対策となってますが、会員がプロバイダのメ
ールサーバでスパムメールを送信しようとする場合に、これを個別に遮断したり会員を退会処分にし
たりすることを目的としている以上、必要以上の検閲の恐れがあると言えます。便利な部分もあるか
も知れませんがスパムメール根絶につながるとは思えませんし、過保護にしすぎてかえって悪質な
スパムメールの被害を増やす結果になるのではないでしょうか?
まだあります。一般的なプロバイダーのメールアドレスはセキュリティが甘い。なぜなら受信するメ
ールのウイルスチェックサービスが別料金でオプション扱いだからです。スパムメール以前の問題を
持ってますね。


フランスのインターネットサービスプロバイダ(ISP)の一つ、freeではちょくちょくメールサーバーがクラ
ックされてスパムメール、いやウィルスメールを送りつけられるケースがあります。ご丁寧にアドレス
はadmin@free.fr。アドレスや件名はいくつか種類がありますが、代表的な件名は
「News from free」。そして添付ファイルは「your password.zip」。
フランス語じゃなく英語の時点で怪しいと思ってもよさそうなんですが、高確率でウィルス対策の
ソフトを入れてない人が添付ファイルを開くんですよね…
さらに一般的なプロバイダーは、メールソフトでメールチェックするのを前提にしているらしく、web上
でメールを閲覧しにくいです。操作画面が分かりづらいものや、ひどいものでは画面が広がりすぎて
肝心の文章も読みづらい。まずは、こういった部分から改善して欲しいものです。


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